【開催報告】PropTech JAPAN Startup Pitch 2022 Vol.1

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1,700名以上が参加する日本最大の不動産/建設スタートアップコミュニティPropTech JAPANでは、2022年1月26日(水)、オンラインイベントを開催しました。

今回のオンラインイベントでは、株式会社レスティル、株式会社インフィニティエージェント、IYリテック株式会社を迎え、ピッチを行っていただきました。

今回は事前に53名のお申込みをいただき、当日は約40名の方にご参加、ご視聴いただきました。
10分のピッチを3回と、その後の質疑応答というイベントスケジュールで開催しました。

タイムスケジュール

18:00 開会挨拶
18:05 スタートアップピッチ①株式会社レスティル
18:20 スタートアップピッチ②株式会社インフィニティエージェント
18:35 スタートアップピッチ③IYリテック株式会社
18:40 質疑応答
19:00 登壇者連絡先共有・解散

開会挨拶

冒頭に、PropTech JAPANイベントチームの遠藤より開会挨拶とPropTech JAPANの取組みを紹介しました。

PropTech JAPAN紹介の様子

スタートアップピッチ①

株式会社レスティル 代表取締役 足立 直隆 氏

続いて、株式会社レスティル 代表取締役である足立直隆氏より同社の事業とサービス内容について紹介頂いただきました。

同社では、狭域商圏に特化したO2OのECプラットフォーム「ポスケット」を開発。地域の実店舗と近隣消費者をつなぎ、近隣のお客さまは、近所のお店探しから相談~注文~支払い~お品物お渡しまで、ワンストップのお買い物体験が可能になります。

地域の実店舗は、なじみのお客さまにレア情報をお伝えしたり、近隣見込み客に広告やお知らせを発信することができます。
また、スマートキー機能を搭載したIoT宅配ボックス“ポスケットボックス”を開発し、専用アプリで自分のボックスを解錠できるだけでなく、家族や友人などにワンタイムのカギを発行することもできます。狭域ECプラットフォーム “ポスケット”と組み合わせれば、お店側が「通い箱」としてお客さま宅への商品お届けに使うことも可能です。

現在、実証実験を繰り返しながら本年度中の社会実装を目指しています。

ピッチの様子(事業紹介)
ピッチの様子(サービス紹介)
ピッチの様子(サービス紹介)

スタートアップピッチ②

株式会社インフィニティエージェント 取締役 中田 雅人 氏

続いて、株式会社インフィニティエージェント取締役である中田雅人氏より同社の事業とサービス内容について紹介いただきました。

同社が提供する、銀行打診から決済までの住宅ローン借り換えを代行するDXサービス「KARIKARU」では、約750金融機関16,000超の住宅ローンの中からお客様に適した住宅ローンを提案します。

「KARIKARU」では、AIを活用し、データの蓄積と共に学習精度が増し、「金利」のみならず、審査通過率を加味した提案が可能であり、最適な住宅ローン探しから融資実行まで「チャット機能」や「スケジュール機能」を活用し、最短でご案内します。

また、住宅ローン見直しによって生まれた金利差によって、リフォーム等の改修費用を借り換えに組み込むことができるオプションもあり、単体でローンを組むよりもお得にリフォームを実行できるという特徴もあります。

ピッチの様子(事業紹介)
ピッチの様子(サービス紹介)
ピッチの様子(サービス紹介)

スタートアップピッチ③

IYリテック株式会社 代表取締役吉川 智也 氏

続いて、IYリテック株式会社の代表取締役である吉川智也氏より同社の事業とサービス内容について紹介いただきました。

同社では、不動産会社のためのシェアリングサービス「東京DX推進室」を展開し、「不動産テック担当者」を月額15万~派遣することで、「不動産テック担当者」がお客様の情報システム部門になることで、組織のデジタル化を支援します。

クライアントの抱える課題に対して、不動産業界に精通した「不動産テック担当者」からオーダーメイドの提案を行うことでDXを推進し、RPAによる業務効率化、クラウドSaasによる賃貸管理システムの開発等を実施しています。また、不動産テック専門メディアへの寄稿による情報発信も行っています。

ピッチの様子(事業紹介)
ピッチの様子(サービス紹介)
ピッチの様子(事例紹介)

質疑応答

当セッションでは、視聴者の方々から登壇者の皆様に質問を投げかける形で行われ、今回もイベント時間いっぱいまで、様々な質問が各社に対して出されました。

Q1. IYリテック株式会社への質問
「不動産テック担当者」はクライアントの事務所に駐在されるのでしょうか、それともオンラインベースでのやりとりになるのでしょうか。また、DX人材の確保やサービスレベルの担保はどのようにしておりますか。

A1. IYリテック株式会社からの回答
オンラインベースをメインとしておりますが、クライアントの業務内容等を把握し、コミュニケーションをとる目的で対面でのやりとりを行い、ロードマップができた段階から徐々にオンラインに移行する方法を取っております。
人材確保については、IT・不動産両方の領域に関する知識・経験を持ち合わせた人物をもつけていくのは難しく、現在課題として捉えている部分であり、「不動産テック担当者」メンバーを募集している状況です。
また、サービスレベルの担保については、面接の中で職務経験やキャリア、業界に対する課題感等について具体的なヒアリング・対話を行い、適性があるか確認を行っております。

O2.株式会社レスティルへの質問
実証実験の中で出てきた課題等があれば教えてください。

A2.株式会社レスティルからの回答
昨年から実証実験を始めているが、その中でもサービスを利用する店舗側の姿勢によって、うまくサービスを利用できる方とそうでない方がいました。サービスの特性上、積極的に顧客とのコミュニケーションを取って商売をしたいというスタンスの方に成果が出ておりました。
また、1つ1つの店舗が自社のサービスを紹介するだけでなく、まちづくりや地域活性化という観点を持ち、エリア単位で魅力のあるサービスを展開する店舗の集まりを作っていくことが、サービス普及には必要であると感じました。

Q3. 株式会社インフィニティエージェントへの質問
住宅ローンの借り換えは、ユーザーからすると非常に腰が重い手続きとなります。貴社ではデジタルマーケティングも行われているとのことですが、ユーザーの行動変容に繋がる方法など教えていただきたいです。

A3. 株式会社インフィニティエージェントからの回答
まず、現段階においてもローンの借り換えができるということを知らない層が多いため、デジタルマーケティングを利用して、広告によるアプローチを行っています。携帯電話のプラン変更と同じように、現在のランニングコストが減ることに魅力を感じてもらえることや、借り換えによる金利差を利用したリフォームの提案により、持ち出しを行わずにメリットを享受できるという点には訴求効果があります。

クロージング

最後に、本イベントの登壇者の連絡先の共有があり、イベント終了となりました。
今回のイベントでは、登壇企業に興味を持った方は、イベント終了後に個別に連絡を取れる形をとりました。

登壇者記念撮影

終わりに

今後もオンラインイベントの開催を通じて、様々なスタートアップ企業についての情報を提供していく予定です。また、過去のセミナー動画アーカイブや、リサーチ結果を共有できるオンランコミュニティの準備を行っています。こちらは追ってご案内いたします。ご興味ある方は是非お問い合わせください。

今後のイベント登壇をご希望される方はこちらからエントリーをお願いいたします。

PropTech JAPANとは

2017年にデジタルベースキャピタルの代表パートナー桜井駿によって設立された日本最大のPropTechスタートアップコミュニティです。誰でも参加できるMeetupイベントや、国内外のプレーヤーが集うグローバルカンファレンスPropTech Startup Conferenceの運営を通じて、国内外のスタートアップエコシステム構築を目指しています。
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Written by PropTech JAPAN

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